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#21 個室のドアと防音について
みなさんは、個室のドアの防音についてどのように考えていますか。
実は個室のドアを完全に防音しようとするには技術的に少し大変になります。というのも通常、個室の換気をとるために、ドアの下を2センチぐらい開けるようにしています。ドアは一部でも開いていると音は漏れてしまうものなのです。それはトイレの扉についても同じようなことが言えます。
かつて、個室の扉は防音性を保つために開き戸だったのですが、こうした理由で、音がもれるのを前提に今では引き戸のマンションも一般的になっています。引き戸は、使わない時は壁に引き込んでおく事で、風通しもよくなり、また開放感も感じさせます。日本の生活ではふすまや障子といった仕切りかたにも慣れている事もありますし、高齢の方ためのバリアフリーとしても引き戸は便利でしょう。また子ども部屋などは完全に閉じてしまうのでなく、起きている時は扉をあけて子どもの様子がうかがえたほうがいいという考え方もあるでしょう。このあたりの個室の考え方は、海外と日本では随分と違いがあるようです。日本では、たとえ音が聞こえても、見えない物は聞こえなかった事にするというような暗黙の文化があるのかもしれません。
もちろん海外の住居のように、個室の防音はしっかりととりたいとう人もいるでしょう。その場合は開き戸にしてドアの下はカットせずに、換気は別のルートを通す工夫にすれば可能です。廊下の天井などから遮音換気につないでおくという方法や、扉の中に換気口を組み込んで、空気の通り道を屈曲させて吸音させる方法もあります。
さてみなさんは、個室の扉についてどのように考えるでしょうか。個室の音は外に聞こえない方がいいでしょうか。それとも家族の中ではあまり音は気にしないでしょうか?是非みなさんのご意見を教えてください。