#26 管理組合について考える 〜ハードとソフトを分けて考えてみる

みなさんの住んでいるマンションでも管理組合があって、理事会といわれる組織が運営されていることでしょう。そこで決めごとなど、住人の方が招集されていろいろなことがみんなの総意で決められていますね。でも意外と面倒な事だと思っている方は多いはず。今回はそのことについて少し考えてみたいと思います。

 

集まりの中で決める事には大きく2つの主題があります。設備の点検や外壁の塗装や防水、駐車場の管理などといったハード面、季節の行事や、サークル活動、共有施設の運営、地域との連携や防災訓練などのソフト面のことがあります。ソフト面には清掃活動や植栽の手入れなど自分たちでできることも一緒に考えられるといいでしょう。ただ楽しいだけでなく、みんなの為に何かを一緒に行う事もコミュニティの運営には必要なことです。理事会や総会ではこうした2つのことを一緒に議論しているのですが、どちらかというとハード面の議論に時間をと取られているようにも思います。

 

しかし、コミュニティのつながりが重要になりつつある時代に、もっとソフト面の話し合いの時間を増やしていきたいと考える人は多いはずです。できればハード面の決めごとは、専門家に任せてしまうというのも理事会の運営の仕方のひとつです。年間での修繕およびメンテナンス計画などは事前に提出してもらってその中で運営してもらうのです。場合によっては今以上に安くなる事もあるでしょう。みんなで決めれば、とかく安全側に意見がまとまるもの。まだ使える物も、ついつい早めの交換ということになるのが普通です。

 

楽しい集まりからはさらに楽しいアイデアが産まれるもの。コミュニティ運営にはハード面での専門家がいるように、ソフト面でも専門家に関わってもらうのもいいでしょう。一度経験すれば次からは運営も気が楽です。様々なアイデアを自分たちで企画したり実行したりするのは楽しいに違いありません。

 

ハード面のことはできるだけ専門家に頼んで、コミュニティ運営は専門家にサポートしてもらいながら積極的に自分たちで行うのです。

 

いかがでしょうか。みなさんのご意見をお寄せください。