M04 作業スペースの広さと収納について

キッチンの作業スペースは広い方がいいというニーズが多いようです。
マンションのキッチンのシンク幅は、通常80cmですが、現在は食洗機がついている割合が多くなっているため、シンクはもう少し小さくてもいいのではないかと思うのですが、みなさんはどう思いますか。

 

シンクが小さくなった分、作業スペースを広げることができます。たとえばシンクの幅を65cmにすれば、15cmほど広くなるというわけです。
たくさんの食材を使う料理では下ごしらえをした食材を置く場所として、またお皿を置いて盛りつけをする際にも、作業スペースが広くなると随分便利になります。

 

また、この作業スペースにレシピ本を置いて、本を見ながら料理をしたり、何をつくろうかとパソコンを置いて、冷蔵庫にある食材を見ながらレシピを検索したりという方も少なくないでしょう。

 

こうしたキッチンでの行動を考えると、もうひとつ疑問がわいてきます。
先ほどのシンクが小さくなった分、新たに出来た15㎝のスペースですが、シンクとガスコンロの間を広くするのか、シンクの脇か、またはガスコンロの脇か、どこを広くするのがよいのでしょうか。
シンクの脇にスペースがあると、洗剤やまな板などを置く場所にも使えそうです。ガスコンロの脇にスペースがあると、調味料やスパイス類を置いたり、また2人で料理をする場合は、壁際であっても、少し余裕が出来て便利です。実はこの「スペースをどこに広げるのがいいか」ということは、作業スペースの広さだけでなく、キッチンの収納全体の割り付けに影響してきます。下の絵のように、ガスコンロとシンクの位置と大きさによって、変わってくるのです。

 

イラスト

 

例えば、Bのレンジフード脇の小さな吊戸棚収納は使わないストック食材などを置いておくのに便利だという人、反対に使いにくいという人もいるでしょう。下段の収納についても、小さくても調味料入れや、飲料のペットボトルなどを置くのにちょうどいいスペースにもなるかもしれません。

 

いかがでしょうか。シンクを小さくして作業スペースを広げたい、もしくは作業スペースよりシンクが大きい方がいい、またキッチン収納についても、細かい収納が欲しいなど、いろいろとご意見があることでしょう。
是非みなさんのご意見を教えてください。