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#36 部屋を家具のように考える
今回は少し変わった提案をしてみます。お風呂やトイレなどの水回りを移動可能なものとして、また個室もユニットのようになっていて、家の好きなところに置く事ができたらどうでしょうか。平面的にどこに配置してもいいだけでなく、立体的に考えて高さも自由に選択する事で空間が有効に使えますし、天井が繋がる事で、ぐっと広く感じるでしょう。
上の絵は、水回りをひとかたまりにして、部屋の真ん中、そして個室を3つそれぞれ好きな位置に、しかもひとつの個室は少し斜めに配置してみました。残りの部分は通路ですが、通路と言ってもそこは自由に使える空間、街の路地のように、家の中に路地があってその隙間を楽しんでみるような感覚です。ユニットの上も使えるいいでしょう。個室の上も収納になったり、ちょっとした隠れ家的書斎にしたりというのも楽しいかもしれません。
こうしたユニットにすると、暮らし方が変わったり、気分がかわったりしたら、そのまま家の中を移動したり、引っ越しする時も解体して、次の場所でまた組み立てるというのはどうでしょうか。
今回の提案は、部屋を大きな家具のように考えてみたのです。このユニットには空間の内側だけでなく外側もある事が大きな特徴です。壁には窓を開けたり、外側からも本棚を付けたりもできます。少しあきたら壁も好きな色にペンキを塗り替えたり、レンガを積んでみたりとそのしつらえも自由に替える事も容易でしょう。
ユニットごと移動できるという考え方には、電気や給排水といった設備配管が問題になります。そこで、ユニットの床も一段あげて、配管の勾配を取りやすいようにしたりするのもいいでしょう。段差があることで空間に変化ができたりもします。床が同じ高さでなくてはいけないというのも、既成概念であるようにも思います。
大きな広い、ワンルームのマンションに、家具を置くように部屋を配置するという考え方、いかがでしょうか。
みなさんのご意見をお寄せください。