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A044「玄関収納の使い方・バルコニーでの過ごし方について」のアンケート報告
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RT015「夫婦二人暮らしのくつろぎ空間」(Plan 17)
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A007 「すまいかたと家族像について」のアンケート報告(2)
「すまいかたと家族像について」のアンケート報告(1)からの続きです。
今回のアンケートの設問は以下9項目について伺いました。
1.家族について
2.住まいに関して
3.働き方に関して
4.地域との関わり方について
5.老後になった時のことについて
6.食事と趣味について
7.結婚について
8.子どもを持つことについて
9.二世帯住宅について
普段から近所の方の行き来があると回答したのは全体のわずか13.2%です。時々ある人が33.8%とあまり深い交流をしていない事がうかがえます。年代によって回答に大きく差があり、年齢とともに増加し、子どもがいる方のほうが近所付き合いは盛んなようです。
近所の方が自分の家に集まる機会が「ある」または「時々ある」と回答されたのは全体の17.7%でした。年代別に見ると、近所の方が自分の家に集まることがあると回答したのは40代で最も多く24.2%でした。子供もある程度大きくなった子育て世代と老後の暮らしを送っている世代に、近所の人が家に集まる機会があることが分かります。
地域の人と定期的な活動をされているという回答は全体の13.7%でした。男女間で比較すると、男性が女性よりも機会があれば参加したいと回答する方が約6%多く17.7%でした。また、年代別でみると、40代では定期的な活動をしている方の割合が他の年代よりも高く、17.7%です。
50〜59歳では定期的な活動をしている方の割合は10.0%と少ないものの、25.0%の方は機会があれば参加したいと回答しており、定年後地域活動への関心の高さが伺えます。子どものいる方、いない方を比較すると、やはり子どものいる方で活動している方は19%、子どものいない方は7.1%と子供のいる方の方が地域との交流が盛んなようです。
食材等の共同購入を定期的に利用している方は全体の12.9%でした。
子どものいる方で利用したことがある方は40.5%、いない方では15.7%と、大きく差がでています。
老後は子供に世話のかけたくないと思うと回答したのは全体の71.0%でした。多くの方が子供に世話をかけたくないと思っていることが分かります。女性よりも男性、子どもがいない方よりもいる方に、世話をかけたくないと思うと回答する方が多いことも分かりました。
20〜29歳では世話をかけてもよいと回答した人は0%なのに対し、60歳以上では15.5%と増加しており、子供には世話をかけたくないという気持ちと、世話になりたいという、相反する両方の気持ちがうかがえます。
子どもに面倒をみてほしいと思うと回答したのは、全体の9.9%です。女性の5.3%に対し、男性は13.9%と男性の方が子どもに面倒をみてほしいと回答する方が多いことがわかります。
孫と暮らしたいと思うと回答したのは、全体の14.0%です。女性と男性の回答を比較すると、女性の4.6%に対し、男性の20.6%と多くの方が孫と一緒に暮らしたいと回答しました。年代別に見ると20〜29歳では、他の年代より多くの方が暮らしたいと回答しています。しかし、実際に孫がいるであろう世代、50〜59歳の回答では、暮らしたいという回答が8.8%と少なくなるのも興味深い数字です。そして60歳以上の方は、17.2%と再び増加しています。時間に余裕が生まれるからかもしれません。
孫の近くで暮らしたいと思うと回答したのは全体の45.7%でした。こちらも男性の方が、女性よりも近くで暮らしたいと思うと回答される方が多いことが分かりました。年代別に比較すると20代〜30代では近くに暮らしたいと思うという回答の割合が約60%、40代以上では、約40%でした。年齢を重ねるにつれて孫の近くで暮らしたいと答える方の割合は減っています。孫はかわいいものの、近くにいるのも大変とも思うのでしょうか。
老後は夫婦2人で暮らしたいと思うと回答した方は、全体の63.2%でした。男性の69.4%、女性の57.6%の方が夫婦で暮らしたいと回答しており、男性の方が、夫婦で暮らしたいと思う方が多いことが分かります。年代別に比較すると、30〜39歳までは76.3%もの方が夫婦2人の暮らしを望んでいるものの、40〜59歳になると60%未満と大きく減少しています。そして、60歳以上になると70.7%と再び増加しています。この結果がそのまま夫婦の関係を示しているとは言い切れませんが、実際に老後を送る中で、夫婦の絆を再確認することがあるのかもしれません。
老後に家族以外の友人や共通の趣味を持つ仲間と暮らしたいと思うと回答した方は全体の17.2%でした。年代別に比較すると、20代では暮らしたいと思うと回答した方は、わずか10.5%と少なく、60代以上では22.4%と年齢とともに増加しています。
老後は一人で暮らしたいと思うと回答したのは全体の22.8%でした。男性よりも女性は26.5%と男性よりも約7%多くの方が一人で暮らしたいと回答しました。年代別に比較すると、一人暮らしを望むのは50代26.3%と他の世代より多い結果となっています。一方思わないという人を比較してみると。若い世代ほど割合が高い傾向になっています。しかし実際に老後を過ごす60歳以上では51.7%と再び一人で暮らすことを望んでいないようです。
今より小さな家に住み替えたいと思うと回答されたのは全体の23.4%でした。年齢とともにその数字はあがりますが60代では再び減少傾向にあります。子育ても終わり、小さな家に、必要なものだけでシンプルに暮らしたい、そう思うのかもしれません。
田舎より都会の便利なところで暮らしたいと思うと回答したのは全体の69.1%でした。男性よりも女性の方が約5%都会で暮らしたいと回答する方は多いことが分かります。
年代別に見ると、40代が最も少なく、50代、60代では再び都会の便利なところで暮らしたいという回答が増加しています、多くの人が田舎暮らしにあこがれはあるものの実際に田舎で暮らせる年代になると都会での暮らしを望んでいるようです。
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