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#41 時代の変化に敏感な40代の暮らし像
先日のアンケートではとても興味深い40代の人たちの特徴が浮かび上がってきました。住居の購入も終え、仕事もある程度のポジションになり、会社での仕事も精力的にこなすお父さん。住居も購入したものの、もうひとつ都心に家をもったり、田舎に家をもったりという2地点居住の希望や、海外居住もしてみたいという方も多くいます。
一方お母さんの方は、子育ても一段落し、時間にも余裕が生まれてくるのでしょう。そろそろ仕事にも復活したい。社会との接点も持ち始めたい。もとの仕事に戻るだけでなく、もっと違う趣味を生かした仕事や社会貢献やNPOのような仕事をしてみたい。家でできる仕事を探したい。とその理想は様々のようです。田舎に行って仕事をしてみたいと思うという方も他の世代に比べて多く28%です。また、田舎で仕事をしたことがある、もしくは現在しているという方は23%もいます。田舎で仕事をしたことがある、してみたいという数字が他の世代に比べて極端に多いのも興味深いところです。50代になるともっと現実的になるのでしょうか、そうした理想像は少なくなります。
考えてみると40代というのは、仕事をしてからの人生の折り返し地点、それまでの自分の歴史を振り返り、このままでいいのか、もっと違う生き方があるのではないかと模索を始める時期なのかもしれません。社会の不安定な状況もそうした模索に拍車をかけているのでしょうか。ある程度のものを一通り持ち、そして人生の軌道にものったところであらためて考え込んでしまうのかもしれません。仕事も確かにやりがいのある状況でしょうが毎日の忙しさの中で将来に不安を覚える時期かもしれません。
みなさんは子どもの頃、大人になったらどんな仕事をしたいと思っていたでしょうか。大きくなったらバスの運転手になりたい、バスガイドになりたい、そんなことを単純に思った時代もあったことでしょう。楽しい仕事、人に喜んでもらえる仕事をしたいと子供心に思ったものです。いつの日からか、所属している会社の名前や会社の中での評価が自分の価値になりはじめていることに疑問を持ち始めるのも現代的な特徴なのかもしれません。先日のアンケートでは、男の人でも、家で仕事をしたい55%。趣味をいかした仕事をしたいという人は44%にもなります。さらに、家で食事をしたい69%、毎日家族と一緒に食事をするのは重要である80%という数字にも表れていますが、時代の変化の中で、より自分らしく生きる事を求めているのでしょう。迷える40代の理想探しは、ある意味40代が時代の変化に敏感な「時の人」といえるのかもしれません。
みなさんは、自分のこれからの暮らし、どんな迷いや理想があるのでしょうか。ご意見お寄せください。