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#42 マンション内の子育て支援施設について
学童保育について
学童保育というのをご存知でしょうか。日本には1万8475ヵ所あるのですが、まだまだ不足しています。小学校区単位に必要とされているのですが、まだ全国の3割の場所が未だ設置されてはいません。いわゆる待機児童は1万人にも及びますが、その数字も正確には把握できていません。学童保育所は両親が働いている子供達が集まり、学校の宿題をしたり一緒に遊んだりという場所です。そこでは年上の子供が小さな子供の面倒をみたりと、家庭と同じようにいうことが行われています。共働きが増える現在の社会では子供が安心して過ごせてしかも費用の安い施設が必要なのです。
ベビーシッターについて
ベビーシッターについてはさらに課題は多くあります。特に費用です。民間のサービスに頼むとだいたい1時間2000円ぐらい、行政でマッチングのサービスをしていますがそれでも1時間1000円ぐらいで、しかも探すのは大変です。働きに出るにしても、1時間2000円も払って仕事に出るのでは収入とのバランスも悪いと言えそうですが、そこは一時期と割り切っている人も多いのだと思います。
NPOというかたち
幼児にしても、年少の子供達にしても、地域コミュニティー全体で子供の支援ができる仕組みがあるといいのですが、民間で運営するのは費用面でかなり大変なようです。行政からの助成金も少なく、働く人の約半分は年収150万円以下という話も聞きます。こうした背景の中で最近NPOの子育て支援のグループがたくさんでてきています。子供を持った人が、または子育てを終わった人がお互いに助け合い子供の面倒を見ているのです。今日本の社会で子育ての支援の仕組みは深刻です。
マンション内での助け合い
こうした問題を解決するのにマンションの共有部分に子育て支援を住民の人たちや地域の人たちの拠点をつくり、お互いがサポートし合うというのはどうでしょうか、できるだけ安い費用を設定して住民同士、またボランティアの人達で運営するようにします。管理会社もここでは一役買ってもらいたいものです。管理会社のサービスにもこうしたサービスが組み込まれ、住人も一緒に運営できればいいのではないでしょうか。とはいえここでも安全の責任が問われそうです。管理人にもこうした経験のある人がはいったりして、ボランティアの人と一緒に仕組みがつくれないものかとも思います。年齢を重ねて少し時間の余裕のある人などボランティアに参加する人はいるはずです。またこうしたボランティア活動が、ポイント制などになって自分が他のサービスを必要とする時に使えたりする地域内やマンション内でのサービスの交換の仕組みがつくれると運営が持続可能になるようにも思えます。
子育てだけではなくみんなの集まる場所に
こうしたマンション内のある場所が子育てだけを支援する場所という事だけでなく、たとえば、コミュニティーカフェや読書コーナーなど、みんなが使える場所になっていくと人が集まりやすくなります。他にも住人同士で困った事をサポートする掲示板がある、いくつか住人が集まりやすいサービスを加える事など、人が集まる仕組みをつくれば複数の目で子供のケアーをすることにもつながるかもしれません。
いかがでしょうか。お子さんを持つ方、共働きの方など、ご意見お寄せください。