住まいの「フォト」&「間取り」コンペ【B.間取り部門】

参考例①「ハコノイエ」 

ぼくんちは家の中に箱がいくつもある。

部屋が箱になっていて、その箱は家じゅう自由に移動ができる。

家族は一人ひと箱。みんな「自分の部屋」とは呼ばない。「ハコ」と呼ぶ。

年末の大掃除のとき、家族じゃんけんをして勝った人から好きな場所に自分の「ハコ」を移動させる。去年の年末はぼくが勝ったから玄関に一番近い場所に「ハコ」を置くことにした。友達が遊びに来るから、玄関に近いほうがいいと思ったんだ。

パパの「ハコ」には本がたくさんある。

ママの「ハコ」はアイロンがけや家事をするところだ。

毎年毎年、ぼくのうちは間取りが変わる。

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参考例②「商店街マンション」 

商店街の再開発で建ったマンションに住んでいる。

住民の大半が商店街にいた人たち。このマンションは商売が自由にできるマンション型商店街だ。

玄関からすぐの土間部分を皆、店舗や事務所にしている。キッチンも玄関近くにあるからカフェやバーにも対応可能。見せたくなければ引き戸で隠すことができる。和室は飲食店なら小上がりとしても使えるし、プライベートでお茶の間として使うこともできる。様々に仕切りすることができるのでどこまでお店として使うかはその人次第。

作り付けのクローゼットはない。自分で必要な分だけ収納棚を発注する。

私は洋室をひとつ収納室として使用している。商売道具も洋服もすべてここに。

洗面室から続いてるのでシャワーを出てここで着替える。お風呂はバスタブはなくシャワールーム。湯船につかりたければ1階の銭湯へ。年々バスタブにつかるのは億劫になってきたし普段はシャワーで十分。トイレはベッドの近くに。そのままシャワールーム、洗面室、収納室までつながる。将来を考えての動線だったが、これはかなり便利。

 

 

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