#60 マンションの共有スペース 〜荷解きのスペースを考える~ ユーティリティエントランス「KATTE」来春誕生!

以前のコラムで提案したエントランス廻りの空間のコンセプトを取り入れたマンションが、来春実現する事になりました。

 

#09 カフェのようなワークルーム兼用のエントランスラウンジ
/sumai-lab/2012/03/802/

 

# 33 ゴミ置き場をみんなの集まれる場所にしてみたい
/sumai-lab/2013/04/2057/

 

この提案はメールボックスのある空間を、ただ郵便を受け取るだけでなく、その周辺で荷解きや梱包が出来る場所にするという内容です。そうしたスペースがある事で、家の中まで梱包材を持ち込まずに済みますし、その場でほどくことで、ゴミを捨てるのにも便利です。また宅急便などを送る際、ここで梱包するだけでなく、管理人さんに荷受けをしてもらうようなサービスもつくれればさらに便利になるでしょう。さらには、そこを少し余裕のある空間にすることで、座って手紙を読んだり、住人同士のちょっとした会話ができるようになればと考えました。手紙や荷物を取りに行くなど目的のある生活動線があることで、人の流れがうまれ、自然とコミュニケーションの場所が生まれていくはずです。

 

イラスト

 

 

図

 

 

今回の具体化にあたって、このスペースの名前を「KATTE」と名付けました。勝手口の新しいあり方という意味を込めて名付けました。販売開始の時期が正確に決まりましたらまたご案内します。

 

私たちのスマイラボの活動も少しずつですが、こうして実際の建物に反映しつつあります。これからもみなさんのご意見をお寄せいただければと思います。