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M23 玄関の外と内をつなぐ 〜玄関についてのアンケートから
先日マンションの玄関についてアンケートを行いました。今回はその結果をもとに玄関まわりのしつらえについてもう少し考えてみようと思います。
(玄関についてのアンケート報告はこちら)
現在のマンションは扉一枚で外と内が遮断され、そのしつらえはどの家も同じように殺風景です。高齢者の一人暮らしや防災などの観点からも近隣とのつながりについてよく議論されます。外と内との間をどうデザインするのかを考える必要がありそうです。
例えば、玄関側にも庭やテラスがあるといいと答えた方は60%を超えていました。
こうした玄関前の庭には花や植栽などを植えて廻りの人も楽しめる素敵なアプローチをつくってみてもいいかもしれません。家の中からも眺められればなお楽しいでしょう。防犯への配慮は必要ですが、透明なガラスの大きな窓をつけて中からも外が眺められるようにすれば、随分と玄関まわりの雰囲気は変わります。アンケートでも、ガラスの扉を使用してみたいと答えた方が50%を超えていました。
下の絵をごらんください。メーターボックスは外廊下の反対側へ配置し、玄関前に小さな庭をつくり、植栽をおいてみました。また、大きな窓を設けて明るく通風のある玄関を考えました。
さらに部屋の内側には土間をつくり、ここには小さなキッチンを設置し、気軽に人を招けるようにしています。親しい友人や近隣の人があつまってお茶を飲んだりする事で新しいコミュニケーションが生まれそうです。アンケートでも玄関に土間を作るという事に共感すると答えた方は47.3%にもなっています。
震災以降よく話題になる「近隣とのつながり」ですが、建築の作り方が変わることで玄関側のスペースがコミュニケーションの場になるかもしれません。
また、人と話をするだけでなく家の外と内でお互い人の気配を感じる事が出来れば、一人暮らしの不安も少なくなるかもしれません。家の外と内をゆるやかに繋げていくというのも1つの考え方です。その他にもガラリや格子戸を使うというのもありそうです。味気ない防犯用の格子ではなく、玄関前のしつらえとしてもっと豊かなしつらえがあるように思います。
いかがでしょうか、玄関前のしつらえを工夫すれば、そこは、家に戻った時や、人を招いた時に、今よりずっと魅力的なおもてなしができる場所になるかもしれません。みなさんのご意見をお寄せください。