M25 キッチンで使う大きなまな板

このプロジェクトは、今までEYE’S PLUSが提供してきた既存の住宅設備に何かを「プラスする」ことで、より便利になったり、自分好みにカスタマイズできたりするようなプロダクトを考える企画です。提供している製品そのもので解決するより、ユーザー自身が自分で解決できることで暮らしの楽しさがもっと増えると考えました。

 

まず始めに、キッチンに置く「大きなまな板」を考えてみようと思います。日本の料理では水をよく使います。魚をさばいたり、野菜を洗ったり、使ったものをその場ですぐに洗ったりします。しかし、キッチンの作業スペースは狭いですし、配膳のときにもいろいろと工夫をしながらスペースを見つけているという方も多いのではないでしょうか。
最近は、お惣菜など出来合いのものを買って料理をせずにすませたり、食洗機で洗い物をしたりと、以前よりシンクを使うことが少なくなっているかもしれません。
三菱地所レジデンスのキッチンは、従来、80cmあったシンクを65cmに小さくして、食洗機を標準装備し、作業スペースを広げました。
ところが、それでも作業台は足りないようです。
世の中には、シンクの上をまたぐようにして使う「大きなまな板」がたくさん販売されています。それはつまり、「作業台をもっと増やしたい」というニーズの表れではないでしょうか。
そこで今回考えたのは下の絵のような、シンクの上をスライドする大きなまな板です。

 

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このまな板は、横から見ると少し高くなっていて下に皿などがあっても邪魔にならないようになっています。

普段の料理はもちろん、パスタやうどんなどの生地をこねたりするのにも便利そうです。
また、普段からカウンターの上に置いてあっても、スライド式の大きなまな板のように木質系の素材であれば、無機質になりがちなキッチンに温かみを演出できるかもしれません。
こうした木質系の素材で、調味料などを置く棚も作ってみてはどうでしょう。同じ材質でつくることでキッチンに統一感も生まれます。
一つのプロダクトから派生して、さらに別の機能を持たせてもおもしろそうです。

 

いかがでしょうか。
キッチンカウンターの上に置くスライド式の大きなまな板について、是非みなさまのご意見をお寄せください。