#76 定年後の暮らしと家について

会社に勤めている人の多くは65歳で定年を迎えるのではないでしょうか。一般的に定年は65歳程度まで伸びたものの、多くの人は心身ともに元気です。自由に使えるようになった時間をどう使うのか。中にはその後の生き方を模索し独立を考えたりもするのですが、長い間会社勤めをしてきた人たちにとって生易しいものではありません。かといって家にいても家族から疎まれる(=煙たがれる)という話もよく聞く話です。企業人として精一杯生きて来て、特にこれといった趣味もないというのが多くの人の現実なのかもしれません。家にいる時間が急に多くなる夫と妻、顔を合わせれば喧嘩にもなりがち、、、。

 

そこで解決策ですが、家の改修にチャレンジするというのはどうでしょうか。
せっかくの時間を有効にかつ楽しく改修も自分で行うセルフリノベーションで、壁を取り払い広々としたリビングにしたり、趣味の部屋を作ったり、この際、今までの持ち物を一挙に整理してみるのもいいかもしれません。普段使わなくても思い出として必要で大切なものをきちんと整理してみるというのもひとつの考え方です。
キッチンを整理して友達を招き料理をふるまうのもいいでしょう。インテリアだって自分の趣味のテイストに作り変えてみるのです。インテリア雑誌を見てあれこれ考えてみるのも楽しいひとときですし、どんなキッチンにしたいのか、お風呂は、トイレは、リビングは、、、と夫婦2人で考えてみることも人生のこれからを考えるよい機会のような気もします。家の改修は、働きづめで過ごした時間からもっと自分らしい暮らしに積極的に関わっていくいいチャンスになるかもしれません。

 

また、いま住んでいる家を改修するというだけでなく、思いきって住み替えてみることや、もう一軒家をもつという選択肢もあるかもしれません。都心の便利なところに住むのもよし、郊外の自然に寄り添う暮らしもよいでしょう。
いかがでしょうか。みなさんの暮らし、定年後の暮らし、元気で楽しく暮らすために家の環境を整え仕事中心だった人生を一度リセットして、美しく整った家に住み、新たな人生を始めるのです。今や平均寿命は男性でも80.21歳。仕事もまだまだできるでしょう。医療技術も進み、ますます長生きが叶う時代です。定年後の暮らしと家のありかたについて、みなさんのご意見をお寄せください。