こうしてみては? 〜間取りの提案〜

RS001 子どもの個室を確保しながらも、リビングや便利な土間を充実させる

いよいよ「暮らしをリフォーム」のコラムが始まりました。ここでは、スマイラボのウェブサイト上で家に関するお悩みについて募集し、それに対してリフォームでの解決策を提案していきます。
今回は「プライバシーの保てる子供部屋を確保したい」というご相談に対して、設計担当の山本を中心にスマイラボメンバーと意見を交わしながら3つの提案をつくってみました。

 

現況:83㎡、3LDK、築2年以下。40代共働きのご夫婦と中学一年生女の子、小学一年生の男の子の4人家族。

お客様のご要望:子ども2人にプライバシーの守れる部屋を確保したい
(現在は一部屋がリビングに続いているため、プライバシーが守れない)

 

現状の間取り
間取り図

 

三菱地所のリフォーム 設計担当 山本 敦子(やまもと あつこ)三菱地所のリフォーム 設計担当
山本 敦子(やまもと あつこ)
プロフィール
三菱地所ホーム株式会社 マンションリフォーム事業部 一級建築士。
女性ならではの視点を活かして、お客様のリフォームをお手伝いいたします。

 

 

 

三菱地所のリフォーム設計チームからの3つの提案

 

提案1 キッチン、ダイニングを一体に
まずは夫婦の寝室と2人のお子様の個室をしっかり確保しています。リビングにつながっていた一室を寝室にしたことで、リビングが今までに比べると狭く感じられてしまうので、ダイニングとキッチンを一体にして、ゆとりのあるリビングルームになるよう工夫しました。
キッチンの向きを変えることで家事動線もスムーズになっています。また、コンロとダイニングテーブルがひとつになっているので、「つくりながら食べる」団欒が生まれます。仕事で忙しいご両親でも、家事をしながら子どもの宿題を見たり、家族で触れ合う時間がつくり出せるダイニングキッチンです。
3つの中では一番低価格で実現できそうなプランです。

間取り図

 

 

提案2 布団で寝る、広い土間
主寝室をリビングルームの脇に配置し、布団で寝るプランです。昼間は布団をあげて、これまで同様にリビングと一体にして使えます。また子どもたちの個室は少し小さめにしていますが、その分、廊下を玄関の土間とつなげて大きくし、ちょっとした来客を迎えたり、子どもが友だちと遊んだりできる空間にしました。
ダイニングやリビングなどの生活空間と夫婦の寝室がつながっており、中央のドアで子ども部屋とわかれているので、ご夫婦の時間を大切にしながら子どものプライバシーも守ることができます。

間取り図

 

 

提案3 家事動線を充実させる、ベッドを家具に組み込む
提案2の家事動線をさらに充実させるため、玄関・土間から直接キッチン側への動線を設けています。この動線の壁面には収納を設け、収納量も増やしました。キッチンはダイニングと一体にすることで、コンパクトな空間にまとめ、リビングにゆとりを持たせました。主寝室は提案2と同じ場所ですが、このプランではベッドを家具に組み込み、スペースを有効活用しています。

間取り図

 

※これらのプランは、建物の状況や管理規約等により実施できない場合があります。

 

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