#83 玄関と宅配便について 〜住み込みの管理員がいたら

以前、宅配ボックスを玄関先まで持ってきてはどうかというコラムを書いたことがあります。宅配や食配のサービスはますます盛んに、コンビニやスーパーでも家まで配送してくれるサービスも始めています。様々な配送物を集合のメールボックスまでとりに行ったり梱包を開けたりするのはひと手間です。今回は玄関まで配送してくれて、梱包も外してくれるような仕組みを提案してみました。

 

アンケートでは見知らぬ人が玄関まで来るのはセキュリティーの面から心配だ、というような話も出ています。それならいっそのこと、管理員が毎日24時間いて、細々としたことをお願いして荷物の受け取りや集荷などなんでも頼めるようにするというのはどうでしょうか。昔のような住み込みの管理員がいるイメージにも近いですが、できれば職業として行う若い夫妻などがいいかもしれません。荷物の受け取りも宅急便の集荷もそこで行うのです。宅配ボックスも進化して冷蔵、冷凍なども備えた自動ロッカーもありますが、やはり人に勝るものはありません。荷物の受け渡しだけでなく、イベントの開催や住人のちょっとした困りごとなどの相談などにも乗ってあげるといいでしょう。今後高齢化する日本の社会で見守りサービスのような機能も果たすことになるでしょう。人工知能搭載のロボットも期待される昨今ですが、裏方のオペレーションは機械化されたとしても最後のコミュニケーションは人間が行った方がまだまだいいようにも思います。少し時代を逆行するようにも思えますが24時間の住み込み管理員、いかがでしょうか。エントランス周りに少しゆっくりできるテーブルなどがあって、荷ほどきをしながら管理員と話をしたりお茶を飲んだりというのもありそうです。

 

みなさんはどのように思いますか。