こうしてみては? 〜間取りの提案〜

RS004 海辺のリゾートマンションを改装したい

今回のご相談の方は、海辺の近くのリゾートマンションをお持ちの方です。20年前に子育てを目的として購入した三方が海に囲まれた岬の上のセカンドハウス。かつては週末に車を飛ばして月に1、2回は週末を過ごしたという思い出の場所。しかし今はもう子供も大きくなり、最近では全く使用していないそうです。そこで、今回は間取りを一新して今のライフスタイルにあった提案を考えてほしいとの要望です。

 

お客様
50代のご夫婦
子:28歳と24歳の男性

 

物件状況
築21年、59.4㎡(1LDK)
なお、物件には共同の大きな温泉があるとのこと

 

 

間取り図(現状)

 

sakai三菱地所のリフォーム 営業担当
坂井 麻莉子(さかい まりこ)

プロフィール
三菱地所ホーム株式会社 マンションリフォーム事業部 二級建築士
注文住宅の経験を活かし、お客様の声に寄り添った住まいづくりをお手伝いいたします。

 

 

三菱地所のリフォーム設計チームからの3つの提案

 

提案1「週末を仲間で過ごすパーティーハウス」
友人や仲間と週末をここで過ごすのはどうでしょうか。
玄関から洗面・トイレまでは、趣味のサーフィンで濡れたり、汚れたりして帰ってきても掃除がしやすいように広々としたタイル床(土間)にしてみました。
リビング・ダイニングには、大きなダイニングテーブルと大きなラグを敷きました。友人や仲間を招いて、料理やお酒を楽しみながら過ごせます。
また、玄関とリビングの間に、床から35センチの段差のある畳の小上がりスペースを設けました。リビングからもベンチとして使用できるほか、ちょっと横になったりと、リビングと空間を分けることで、くつろぎの時間も楽しむことができるようにしました。
さらに、畳コーナーの下部は、収納にすることで集まった友人の荷物を収納する場所としても活用できます。
食べて、飲んでと、気の合う仲間たちと一緒に楽しい週末を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

間取り図 - 友人や仲間と行く「週末を皆で過ごすパーティーハウス」(プランA)

 

 

提案2「ホテルのように過ごすプライベートなセカンドハウス」
ご夫婦二人で行くのはどうでしょうか。
日常の忙しさや家事等は忘れ、ゆったりとした時間を夫婦で過ごすためのセカンドハウスにするプランです。
玄関側の土間は趣味を楽しむことができるホビースペースにしてみました。マンションの周りの自然や美味しい料理を写真におさめ、ホビースペースで編集・加工をして、自慢の写真をギャラリーに飾ることもできます。また、ゲストスペースでは写真を眺めながら、隣接するコンパクトなキッチンで食事をつくることもできますし、好きなお酒を並べて、バーカウンターとして使うのも楽しいでしょう。(キッチンは、マンションの1階にレストランがあるとのことでしたので、シンプルなタイプを考えてみました。)
バスルームは、インナーテラスを挟んでバルコニー側に配置してみました。外の景色を眺めながらの入浴は、癒しのひと時となると思います。

 

間取り図 -夫婦でいく「ホテルのように過ごすプライベートなセカンドハウス」(プランB)

 

提案3「一人の時間を楽しむための隠れ家」
一人で行くという想定はどうでしょうか。毎日のハードワーク、週末は仕事をはなれてゆっくりとした時間を過ごすためのプランです。これからのことややりたかった勉強など、いつもと違う環境で他のことに取り組むのはどうでしょうか。趣味のサーフィンや釣りをするのもいいでしょう。たまには奥様や友人を招くのもよいでしょう。この提案ではワークデスクや書類棚もおいていますが、大きなダイニングテーブルでも料理を楽しんだり仕事もしたり、たまには友人と語らったりもできるでしょう。このマンションには温泉があるとのことなので、バスタブをやめてシャワーだけにしてみました。水周りがコンパクトになった分、その他のスペースを広くしてみました。

 

間取り図 -一人で行く「一人の時間を楽しむための隠れ家」(プランC)

 

※これらのプランは、建物の状況や管理規約等により実施できない場合があります。

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