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A044「玄関収納の使い方・バルコニーでの過ごし方について」のアンケート報告
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M28 食器棚について 〜入居者アンケートと訪問調査の中から
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RT015「夫婦二人暮らしのくつろぎ空間」(Plan 17)
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J006 リノベーションで自由度のあるクローゼットを作りました
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#85 nLDKの行方 2・人を気軽に招いて泊める
前回のコラムで「nLDKの行方」と題して、個室を充実させて、大人の家族が一緒に住むということ、そして夫婦も共働き、寝室も別室の案を書いたところ多くの方から反響をいただきました。そこで今回はもう一つ、それぞれの個室にトイレもシャワーもつけてみました。ここでの想定する暮らし像は夫婦は50代共働き、子供は独立しています。夫婦はそれぞれ一部屋づつ使い、一部屋は空いています。空いた部屋があれば親しい友人を気軽に招いて泊めることもできますし、長い時間滞在してもらってもお互いに気兼ねすることはありません。高齢になって夫婦どちらかが一人になっても、友人と一緒に住むとか、介護が必要になっても子供に来てもらうとか、他の誰かに来てもらうとかも気軽にできるでしょう。一見ビジネスホテルのようにも見えますが、共有スペース(奥の部屋)には大きなキッチンがあります。食事をするというのはコミュニケーションの大事な行為です。テレビを見たり、音楽を聴いたり、それぞれの部屋で自分の好きなように過ごします。家族が一緒の時、友達が来た時などはみんなで食事をしながらコミュニケーションをはかるのです。共有部分にトイレを置いていないのは、それぞれの個室のトイレを来客者は使うように考えました。
これからの家族はますます高齢化、そして単身で住む人が多くなります。たとえ家族であっても起きている時間帯もそれぞれ違うものです。だからこそ一緒にいる時間をより大切にして、その時こそは料理をしたり、食事をしながら一緒の時間を楽しむのです。あえてテレビやオーディオなどはおかずに、コミュニケーションに徹してみるのはどうでしょうか。
下のグラフをごらんください。この50年間の結婚年齢の推移です。このように結婚しない人がいかに多くなっているかがわかります。
高齢になっても働き続ける人、共働きの夫婦、また大きくなった子供が高齢のご両親などと暮らすという人が増えているのです。こうした結果また一人暮らしが増えているのも事実です。今回提案した間取りですが、もしこうした間取りがあるならば、一人暮らしの人でも兄弟や親戚、友人などが一緒に住むというのもありそうです。そしてもうひとつそうしたことを想定して、キッチンもそれぞれの部屋に設置するという案も作ってみました。
みなさんのご意見をお寄せください。