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#118 これからのリノベーションについて vol.2 ~キッチンと洗面化粧台を一緒にしちゃいました!
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#117 これからのリノベーションについて vol.1 ~クローゼットの使い方を考える
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A044「玄関収納の使い方・バルコニーでの過ごし方について」のアンケート報告
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M28 食器棚について 〜入居者アンケートと訪問調査の中から
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RT015「夫婦二人暮らしのくつろぎ空間」(Plan 17)
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J006 リノベーションで自由度のあるクローゼットを作りました
update:2022/01/26
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update:2016/04/27

#96 集合住宅再考 vol.1~ 一般解が変わる時代へ
「nLDK」は1960年代に間取りの標準形を作り出す中で生まれた、日本独自の概念です。寝室=nとして表します。子供に専用寝室が作れなかった日本では、高度成長時代には、寝室=個室の数を充足していくことが一般的な家族の住宅への欲求でした。決して大きくはない家でこれを実現させるために、個室を極力小さくしLDKを広く作っていくということが大きなテーマとなりました。1970年後半には現在の標準型となる、廊下から各部屋につながるマンション間取りが定着してその後大きな変化はしてはいません。しかし時代は大きく変わろうとしています。かつて一般的とされた両親と子供二人という家族の形は、子供のいない家族、一人暮らし、成人した子との暮らしなどといった現実に多くある暮らしと離れつつあります。さらに「子供が小さいうちは個室はいらない」とか「一室空間を家具などで仕切って暮らす」という考え方も広がっています。また、働き方の変化により家で仕事をするためのワークスペースを必要とする人もいます。家族の形態、働き方、暮らし方 それぞれが大きく変化しています。また高齢化が進む日本の社会では、最終的には一人で長く暮らすことにもなるでしょう。
かつては、多くの人のライフステージはわかりやすく変化していきました。一人暮らしから結婚して二人暮らしになり、子供が出来て子育て・・・というライフステージに合わせて、住宅の持ち方を双六になぞらえ、まずは賃貸で暮らし、結婚したらマンションを買い、庭付きの戸建てに買い替える・・・という双六の「あがり」のイメージを多くの人が共有していた時代がありました。しかし今の時代は先に触れたように多種多様で、ライフステージの変化も予測しにくくなりつつあります。
こうした時代の家の持ち方、様々なライフスタイルにどう家を合わせていくのか。
現代の集合住宅のありかた、持ち方、住まい方を数回に分けて考えてみたいと思います。
皆さまからのコメント
コメントありがとうございます。ライフスタイルや居住人数は時と共に変化しますよね。間取りを柔軟に変えられる住まいや家をもっと気軽に住み替えたり、買い増したりできる文化になるとよいですね。これからもコメントをお待ちしております。
コメントありがとうございます。家財道具の収納については戸建てからの住み替えの場合、特に悩ましいですよね。スマイラボではこれから求められる新しい暮らし方や住まい方の提案について、考えていきたいと思います。同じマンションで暮らす「マンション内近居」についても研究テーマとしています。これからもコメントをお待ちしております。