#98 集合住宅再考 vol.3~ 1家族で2つの住居を持つ(寝室は一緒に)

前回は寝室の場所を夫婦と子供というように分けて考えてみましたが、寝室をひとつにまとめて使うというのもありそうです。

 

図面 1

 

上の方はベッドを一列に並べています。寝室だけを分けることでしっかりと睡眠がとれ、他のことはすべてもうひとつの部屋で行います。勉強、仕事、食事、趣味の時間を過ごしたりします。

 

もうひとつは、下の絵のように寝室自体を家具のように動かせる形を考えてみました。これだと好きな場所に置いたり、この「寝室家具」の周りの余白も棚にしたり収納にしたりできるし、簡単に移動することもできます。
(関連コラム:#36「部屋を家具のように考える」/sumai-lab/2013/05/2221/

 

図面 2

 

今までのように夫婦と子供とで寝室を分けるのでなく、家族が「過ごすところ」と「眠るところ」を分けるという考え方です。夫婦が並んで、またはダブルベッドで寝るのかということも家族によって随分考え方がちがうでしょう。間仕切りをなくし、家族全員で並んで寝るという家族は少なくないようです。
いかがでしょうか。みなさんのご意見もお聞かせください。

 


皆さまからのコメント

2住戸購入には負担が大きいのでは。戸境壁にドアがあればなおいいかと。(神奈川県・男性・40代)
事務局より
コメントありがとうございます。今回は「80㎡台3LDKを1住戸購入する」ことから「40㎡台フレキシブルな2住戸を購入する」という方法を考えてみました。戸境壁にドアがあると靴の脱ぎ履きの必要がなく行き来することが可能となり、暮らし方が変わりそうですね。法的な課題を意識しつつこれからも研究して行きたいと思います。これからもコメントをお待ちしております。
バルコニーで行き来が出来るようになると意味ある事かと思います。(東京都・男性)
事務局より
コメントありがとうございます。バルコニーでお互いが行ったり来たりできると更に自由度が上がりますね。避難経路の問題などを考慮しながら引き続き考えてみたいと思います。これからもコメントをお待ちしております。