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A037 「マンション内近居の実態について」のインタビューアンケート報告
インタビューを通して
マンション内近居に関してお答えいただいた方を中心に、すでにマンション内近居をしている45人の方の意見を伺い、さらにその中から18人の方に直接お話を伺いました。今回はその内容を少しみなさんと共有しましょう。
ほぼ全員がマンション内近居についてはメリットを感じている様子です。
近居のきっかけは「親の面倒」や「子どもの結婚」などで、親子の関係が多く18人のうち10人の方が「娘」との関係でした。息子ではなく娘との組み合わせの方がうまくいくようです。女性は嫁いでいくという日本の文化がありますが、娘の方がなにかと頼みやすいというのもありますし、また娘の方も気心の知れた実の親の方が孫の面倒など色々と頼みやすいようです。親御さん側からの意見では、孫の面倒を見ることになった嬉しさと同時に、少し大変さも感じているようです。中には毎日孫が泊まっていく、という方もいました。一方、子供世帯からみると、親が次第に1人で過ごせないようになってきたら一緒に寝泊りも必要、と考えている人もいました。こうしたことは、核家族化や少子化によって家族の助け合いが難しくなったことへの新たな解決方法ともいえそうです。
いとこ同士で住んでいてお互いの子供も行き来があり、学校から帰るとみんな一緒に過ごして一番年上の子が下の子たちの面倒をみる、という方もいました。こうした子供の時からの環境は、親戚の間に自然に強い絆を生み出していくことにもなるでしょう。
また、兄弟で近居をしていて弟さんは独身で食事は一緒にしている、という方もいました。生涯独身という方も増えていますし、一人親の子育ても増えています。こうした人たちにとっても近居は孤独にならずに済むことができます。
家の広さについては、親子の場合、親の家が広い方が4割、子供の家が広い方が6割でした。極端に広い家の方は少なく60~80㎡の家にお住まいでした。しかし今回我々が提案しているような40㎡という方はいませんでした。お互いの家の広さは違う方がフレキシブル、場合によっては交換をするということも可能、と考えている方もいました。
今回のインタビューの中には「自分たちの家をいつか賃貸に出すことも想定している」と考えている方がお一人だけいらっしゃいました。近居もしているし、積極的に投資をしてマンションを購入し都内3カ所に9戸の部屋をお持ちだとのことでした。賃貸によって安定収入を計り、近居によって家族同士の助け合いもできるようになっている、という方もいました。しかし多くの方は「資産形成」というところまではなかなか考えが及ばないようで、元気な親御さんも一緒にインタビューにいらしたこともあり、使わなくなった時のことまではまだ考えられないのかもしれません。
質問2. 近居のきっかけ
・たまたま自身のマンションに売却物件が出てそれを友人に紹介したこと
・たまたま同じ時期に家を探していた
・義父の死去
・子供が朝起きれないので
・子供の結婚で別居したから
質問6. 近居の関係性その他
・妻
質問12. メリット
・何か有った時に助けあえる
・お互いに助け合える
・助けあい
・母親80才・(娘会社員+小4男子)雨に濡れずに行き来ができる。宅急便が不在の場合も、鍵をあけて部屋に置いておいてもらえる。平日の設備機器の点検等を対応してもらえる。設備機器が同じなので、メンテナンスのタイミングや修理を一度でできる
・孫が出来たので、面倒を見る事が出来て食事も一緒に取りお互い非常に便利
・地域の情報を共有でき、助け合える。気軽につきあえるから、呑みに行って、お互いに酔っ払っても、一緒に家まで帰れる。頂き物などお裾分けが簡単
・近くで便利
・すぐあえる
・友人とホームパーティーをしたり、近くのお店に飲みに行ったりできて楽しい
・いざという時に頼りになる。これにつきる
・何かと都合が良い
・1番のメリットとしてはなにかあった時にすぐに会える、お願いを互いにしやすいというのがあります
・荷物の受け取りやペットの世話ゴルフや旅行に行くのが駐車場集合で超便利食事を一緒にしたり、お裾分けなど
・何かあった時に相談できる安心感がある
・一緒に食事をして会話をすることができ、しばらく会わない、ということがなくなる。実際に起きたのだが、病気で倒れたときにすぐ助けてもらえる
・お互いの生活リズムが異なるので、異なる居住空間だとそれを乱さずにすみます。ただお互いの時間が合えば、食事や娯楽は時間を共有することが簡単にでき、メリットを感じます
・安心感
・病気になった時助け合える
質問13. デメリット
•お互いに気を遣う時がある
•プライバシー
•プライベート感なし
•下着姿で会えない
•会いたくない時もあってしまう
•基本的には別々に住んでいるので不都合なく生活できる
•近すぎて、すぐに会いにいってしまう、甘えてしまう、家族ですがプライベートな時間が確保しにくいところです
•喧嘩しやすい
•子供の自立性を阻害している
•親に頼り過ぎる
•先に分譲で購入した後から1つ部屋を借りて違う階に居住しています。光熱費が二重にかかる点はデメリットとして挙げられます
•特になし
•特には感じない(関係が悪化した時に気がかり、気づまりはありうる)
•特に感じない
•特に無い
•別になし
•母に他の住戸の人に自分のことを話されてしまうぐらいで、ほとんどデメリットは感じていません。母の立場からするとデメリット(こき使われる)とかのデメリットがあるのかもしれません
•忙しいときや、ごくプライベートな時は会いたくないが、近くだとばったり会うことや簡単なくだらない用事でも連絡してくることがある