RT013「段差で寝室を高くする」(Plan 39)

RT013「段差で寝室を高くする」(Plan 39)

 

このプランは寝室が和室になっています。最近は和室をなくし洋室にするケースが多いのですが、ある程度の大きさをもった、きちんとした和室はきもちのいいものです。一段高くすることで天井高を低めに抑えた和室らしい空間にもなるでしょう。上の図の大きな踏み込みの板も日本的な空間の演出に役立っていますし、洋室とリビングとの関係をやさしく繋ぐことができるでしょう。この和室は2面が障子で仕切られていて、開いて使えばリビングと一体の空間になります。床の段差についてこの提案では20センチの段差になっていますが、もう少し高く40センチあればベットより布団のほうがよいでしょう。その場合、ウォークインクローゼットの一部を布団収納にするか、床下に収納を作るとよいかもしれません。
座った時にリビングに座っている人と目線があうようになることで、違う場所にいる人同士の会話もスムーズになります。

 

 

リフォーム第一事業部 第二グループ 正入木 琢人(しょういりき たくと)

リフォーム第一事業部 第二グループ
正入木 琢人(しょういりき たくと)

前職ではマンションの施工管理をおこなっていました。その経験が職人さんとの打ち合わせやお客様への建築のつくりかたなどの説明にとても役立っています。もともと設計も好きでしたので、現在の設計から施工までを一貫して行えることにやりがいと楽しさを実感しています。