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#118 これからのリノベーションについて vol.2 ~キッチンと洗面化粧台を一緒にしちゃいました!
今回は、小さなマンションのリノベーションについて考えてみます。
広さよりも利便性を重視して都心で暮らしたいという需要は多く、コンパクトマンションは増えてきています。1~2人暮らし用のマンションでは、小さいながらもキッチン・洗面化粧台・トイレ・お風呂がそれぞれある画一的な間取りが多く普及していますが、20~40㎡の限られた面積の中ではそれらの水回り設備が間取りの制約になってしまってコンパクトマンションの間取りが大きく変化することはほとんどありませんでした。ところが、新型コロナウィルスの流行により、在宅ワークの導入による通勤スタイルの変化、デリバリーやテイクアウト利用の広がりによる食生活の変化、デュアルライフへの注目など、新しいライフスタイルが急速に広まってきています。多様化が進んでいる今の暮らし方に合わせて、コンパクトマンションの間取りも少し形を変えてみたいと思います。
今回リノベーションで取り入れたのは、三菱地所レジデンスとタカラスタンダードで共同開発した、キッチンと洗面化粧台の機能をひとつにした新しい商品「MIXINK(ミキシンク)※商標登録出願中」です。
MIXINK(ミキシンク)
調理にも洗面にも利用可能な流し台と、調理に必要なIHコンロやレンジフード、洗面化粧台に欠かせない鏡、調理器具や洗面用具も十分入れることができる各種収納を備えた住宅設備です。
コンパクトマンションをリノベーションする時に、MIXINKを取り入れてみました。
下の絵をご覧ください。
■リノベーション前
洗面・トイレ・お風呂が一体になった3点ユニットが設置されている、約13畳の洋室があるワンルームです。
■リノベーション後
「MIXINK」を採用してキッチンと洗面化粧台の機能と動線をまとめることで、トイレとお風呂を分け、更に左側の柱中心ラインまで居室の面積を広げることができました。リビング・ダイニング(約10畳)とは別に、寝室(約4畳)も確保出来ています。
このように、これまで画一的で変わることのなかった水回り設備の在り方を見直すことで、限られた面積の住戸でも部屋を増やすことが出来ました。
都心での食生活は外食をはじめテイクアウトやデリバリーなどが便利でほとんどキッチンを使わないという人は多く、加えて在宅ワークの普及により家の中で働く人が増えて「狭くても寝食分離が出来る家に住みたい」という意見も聞きます。もう1部屋あることで友人や親類が来た時などに泊めることも出来ます。
現代社会の暮らしにあわせたコンパクトマンション、いかがでしょうか。
皆さんのご意見をお聞かせください。