vol.12 子育てに大切なのはリビングと子ども部屋の使い分け。子どもの年代に合わせた子ども部屋の機能とは?|特集コンテンツ|三菱地所レジデンスの一戸建て

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Contents vol.12 子育てに大切なのはリビングと子ども部屋の使い分け。子どもの年代に合わせた子ども部屋の機能とは?

※写真はイメージです

子育てと家には密接な関係があります。ハウジングジャーナリストの河名紀子さんによると、子どもの学力や精神を育てるためには、リビングと子ども部屋の使い分けが重要なのだそう。そこで、子どもの年代別に、最適なリビングと子ども部屋の使い分け方法を紹介します。

ハウジングジャーナリスト
河名紀子

『東京新聞』記者、住宅業界紙の記者・編集長を経て、ハウジングジャーナリストとして活動。主婦・女性向けの商品開発や企画プロデュースなども展開。モットーは「分かりにくい住まいの世界を、生活者・女性・妻・母の視点で分かりやすく」。「女性のための住まい不動産相談室」も開設。

子育てにおけるリビングの重要性

河名:多くの人が子育てで目指すのは、学力や精神を健やかに育むことではないでしょうか。そのためには家族が集う場所であるリビングの役割がとても大きいんです。『頭のよい子が育つ家』(四十万 靖、渡邊 朗子/文春文庫、2010年)で紹介されているように、ハイレベルな競争を勝ち抜いて国立・私立中学校に合格する子どもの多くが、個室の子ども部屋で過ごす時間よりも、家族のいるリビングで過ごす時間の方が長いということがわかっています。また、家族と密接なコミュニケーションをとることで、学力だけではなく協調性や社会性が育まれていくのです。

就学前~小学校低学年

■リビング
おもちゃや本を置いて知的好奇心を育てる場所に

※写真はイメージです

河名:就学前や小学校低学年のころから、個室にこもらずリビングで過ごす習慣をつけておくのが大切です。リビングには、おもちゃや本を置いて知的好奇心を育てるための場所にしましょう。とくに本を読む習慣をつけるためには、子どもの目に触れるところに、図鑑や地図など興味を引く本を置いておくといいでしょう。

■子ども部屋
ベッドとクローゼットを置いて自立心を育む

※写真はイメージです

河名:就学前から小学校低学年までは、自立心を育む場所として子ども部屋を活用しましょう。ベッドとクローゼットを置くことで「自分の寝る場所」「自分の洋服をしまう場所」という意識が芽生えます。ひとりで寝たり、自分で洋服をしまったりすることで、自立心が育っていくのです。

■コラム1
階段の踊り場をライブラリスペースに

本を読む習慣を養うために、家のなかにちょっとしたライブラリスペースを作るのがおすすめです。階段の踊り場に本棚を設置すると、自然と本が目に入るようになるし、親子の会話のきっかけにもなります。

■コラム2
可動式の収納で部屋を区切る

※写真はイメージです

可動式の本棚で目線をすべて遮らない形状のものをリビングの一角に置けば、容易に動かせますし子どものスペースも作れるので○。
可動式ですので、不要になった場合の撤去も簡単です。

小学校高学年~中学生

■リビング
家族団らんの場所に学習スペースを設ける

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河名:リビングに子ども用の学習スペースを設けることで、親の目が届く範囲で勉強させることができます。スペースに余裕があれば、お父さんやお母さんのPCを隣に並べて一緒に学習するスペースにするのもいいですね。親子の密なコミュニケーションが子どもの社会性や協調性を育ててくれます。

■子ども部屋
次々と増えていくモノたちの収納スペースとして活用

※写真はイメージです

河名:授業で作った作品や教科書に習い事の道具と、子育て中はどんどんモノが増えていくもの。リビングで過ごす習慣ができていれば、子ども部屋を収納スペースとしても十分活用できます。

■コラム3
子ども部屋は2つ以上あった方がいい

家を購入するとき、子ども部屋の数がどれくらい必要か悩みます。将来の可能性を見越して、少なくとも2部屋以上の子ども部屋は確保しておいたほうがいいでしょう。異性の兄弟姉妹にも対応できるからです。

高校生

■リビング
受験勉強の息抜きができる居心地のいい場所に

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河名:高校生になると、集中して勉強できるように個室で過ごす時間も重要になってきます。家族が集まるリビングは居心地のいい息抜きスペースにしてあげましょう。小さいころからリビングで過ごす習慣がついていると、個室に引きこもってしまうことが少ないので安心です。

■子ども部屋
集中して勉強できる自分だけの学習スペース

※写真はイメージです

河名:テスト勉強や受験勉強に集中して取り組むための場所として子ども部屋が活用できます。もちろん子どもが希望すれば、引き続きリビングで勉強するのもよいでしょう。子ども部屋は、ひとりで集中したいときのスペースとして使いましょう。

■コラム4
街並みの記憶は色濃く残る

※ザ・パークハウス ステージ 大泉学園(分譲済み)で撮影

子ども時代に住んでいた街並みの記憶は色濃く残るもの。公園が少なくなっているなか、家の周囲に遊べるスペースがあることや、近くに同年代の友だちが住んでいることも、子育てに最適な家選びの条件です。

河名:子ども部屋とリビングの関係に加え、家を選ぶ際にはリビングから子ども部屋までの導線を考えることも「家族と密接なコミュニケーション」には有効なポイントです。

家は、人生の中でも大きな買い物です。
子どもが成長していく過程を先々まで想像して、家を選んでいくことが重要です。


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