生物多様性保全の取り組み [BIO NET INITIATIVE]

2015年度グッドデザイン賞受賞生物多様性保全の取り組み [BIO NET INITIATIVE]

[グッドデザイン賞]

マンションからはじまる生物多様性の取り組み。

国レベルや国際機関レベルでは、様々な取り組みが行われている生物多様性。なかなか私たち生活者には、我が事としてとらえることができません。世の中に浸透するには、生活者の理解を得ることは重要です。三菱地所レジデンスは、開発から販売まで一貫して行うマンションデベロッパー。だからこそ、生活者に近い関係の私たち。「住まい」を起点とした取り組みすることで、生活者レベルで生物多様性の活動を広め、継続的に具体的な活動ができると考えます。また、同じエリア内の多くのマンションで取り組むことにより、「点」ではなく「線」「面」として大きなエリアで効果を生み出すことが可能です。

「モノづくり」と「コトづくり」で実施している4つのポイント。

ポイント1:行動指針を「5つのアクション」として明確化

生活者レベルからも活動を広げられる取り組みであるために、誰にでもわかりすい次の5つキーワードを策定しました。
5つのアクション:「守ること」「育てること」「つなぐこと」「活かすこと」「減らすこと」

ポイント2:敷地の大小に関わらず全物件で取り組む

敷地の大小に関わらず全物件で取り組むことで、マンション単体の「点」としての取り組みを越え、「面」としての取り組みとして広げていきます。

ポイント3:独自のマニュアルで目的と手法を可視化

三菱地所グループ独自の生物多様性の保全対応マニュアルを作成し、全スタッフが「具体的取り組み」に変換できるよう、概念にとどまらない行動指針を策定。

ポイント4:購入時と入居後に、生活者へきっちり伝える

生活者レベルにまで活動を広げ、広く社会に波及できるように取り組むため、販売活動や引き渡し後のコミュニティプログラムなど多くの顧客接点を活かしています。

小さな活動が、大きな活動へつながることを願って。

マンション開発をはじめとした住宅事業は、自然・地域環境に対してネガティブなイメージを持たれることがあります。しかし、「住まい」を起点とした生物多様性の保全に取り組むことで、鳥や蝶・虫たちが戻ってきたマンションがあります。私たちが始めたひとつの活動に、生活者が賛同し、他社・他業界が賛同し、社会が賛同し、同様の活動が起こることを切に願っています。

審査員の評価コメント

「生物多様性保全」に焦点を絞り、土地利用面積の大きいマンション物件の開発を通して地域の生きものと住民が共生できるよう、社員全てが理解できる開発指針(マニュアル)を策定したのは、国内では例の無い取り組みである。
雑草の発生を低減させる植生技術や、害虫を招きにくい樹木の選定など、生活空間の快適性向上や管理コスト低減を実現し、さらにコミュニティプログラムも提供するなど、生活者の理解も得られるよう配慮が行き届いている。マンション同士をつなぐことで保全エリアを拡げていくことも視野に入れているため、今後この指針を活用した事例が増えていくことを期待したい。

行動指針を「5つのアクション」として明確化

行動指針を「5つのアクション」として明確化

敷地の大小に関わらず全物件で取り組む

敷地の大小に関わらず全物件で取り組む

独自のマニュアルで目的と手法を可視化

独自のマニュアルで目的と手法を可視化

購入時と購入後に、生活者へ伝える

購入時と購入後に、生活者へ伝える

「全物件」という表現は、三菱地所レジデンスの分譲マンションブランド「ザ・パークハウス」における「全物件」を意味しています。
社名・所属部署・肩書・名称などは受賞当時(掲載年月)のものです
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