三菱地所レジデンス

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「京都デニム」とコラボレーションしたトートバッグ 「京都デニム」とコラボレーションしたトートバッグ

「京都デニム」とコラボレーションしたトートバッグ

  • 廃棄物削減

広告用横断幕から生まれた
世界に一つだけのトートバッグ

三菱地所グループが取り組む「廃棄物削減」

  • #アップサイクル
  • #地元企業

三菱地所レジデンスでは、環境に配慮した企業活動の一環として、使われなくなった広告用横断幕をアップサイクルし、ユニークなトートバッグに生まれ変わらせる取り組みを行っています。この活動は、廃棄物削減に対する取り組みとして関西でトライアルを実施。翌年、部署を横断する形で関西のメンバーでワーキングチームを組成し、継続しているものです。

廃棄予定の横断幕から
広がる新たな可能性

建築中や販売中のマンションに掲示される広告用横断幕は、物件の情報や特徴を周囲の人々に伝える目的で設置されますが、建物完成時や販売終了時など使用後は広告としての役割を終え、廃棄されることが一般的です。しかし、「サステナブルなまちづくりを目指す企業として、このまま廃棄してよいのか」という思いから、新たな価値を見出すアップサイクル活動をスタートさせました。長期間、屋外に掲示しておくものなので、丈夫でしっかりとした素材であり、面積も大きい横断幕をただ捨てるのはもったいない、何か有効活用できないかという思いが、アップサイクル活動への第一歩となりました。

広告用横断幕(イメージ)
広告用横断幕(イメージ)

横断幕を活用した
オンリーワンのアイテムづくり

まずはトライアルとして、トートバッグ専門ブランド「ROOTOTE(ルートート)」とコラボレーションし、4種類のバッグを制作。これらのバッグは会員向けイベントで配布され、「おしゃれ」「使いやすそう」「良い取り組みだと思う」と好評を博しました。

「ROOTOTE」とコラボレーションしたトートバッグ

「ROOTOTE」とコラボレーションしたトートバッグ

この成功を受けて、廃棄物削減だけにとどまらず「お客様に喜んでいただけるものを作りたい」という想いから翌年も引き続き「ROOTOTE」とコラボし、新たなトートバッグが作られました。分譲マンションの定期アフターサービス訪問時に、この取り組みへの想いとともに入居者の皆さんへ手渡されると、「横断幕とは思えない」「デザインが素敵」といった声が寄せられ、活動への共感が広がっています。

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地元企業も巻き込んで、
次のステップへ

さらに現在、関西ならではの取り組みとして、地域に根ざした企業との連携を強化しています。「関西のお客様に喜んでいただけるアイテムを提供するためには、地域の特徴や文化を反映させたものがよいのでは?」というアイデアから、京都の伝統工芸をデニムと融合している「京都デニム」とコラボレーション。かねてよりデニムのリサイクルを行なっていた同社と廃棄物削減やアップサイクルへの想いを共有しながら、新しい形のバッグを制作しました。横断幕とデニムの異素材コントラストが魅力のこのバッグは、京都で分譲した物件のイベント時に入居者に配布されました。

京都デニム
京都デニム

偶然が生み出す
アートのような魅力

アップサイクルとリサイクルの違いは、素材の再利用方法やその結果にあります。リサイクルは、廃棄物を新しい原材料として加工し、同じものや別のものに生まれ変わらせるプロセスです。一方、アップサイクルは、廃棄物や不要になったものを元の形状や素材を活かしつつ、新しい価値を持った製品として作り替えることです。

このプロジェクトでは、広告用横断幕を職人さんが手作業で裁断し、一つひとつ丁寧に作り上げています。文字や色彩、模様がランダムに組み合わさったトートバッグは、ひとつとして同じものがありません。その唯一無二の表情は、持つ人に特別なストーリーを感じさせ、日常を少しだけ特別なものにしてくれます。廃棄されるはずだった素材が、新たな命を吹き込まれて輝きを放つ。それは、とても素敵なサステナブルのかたちです。

手作業で縫製
手作業で縫製

「もったいない」から広がる
サステナブルな未来

関西だけにとどまらず全国へこの活動を広げるべく、社内で広告用横断幕の提供を呼びかけています。全社横断の取り組みとしてアップサイクル活動に取り組めば、企業全体でのサステナブルな活動がより強化されるでしょう。

また、新たなアップサイクル素材の検討についても進めています。次の目標は、分譲マンションの販売現場で発生する廃棄物を中心に、「もったいない」をアップサイクルする仕組みを作り上げていくこと。事業から生まれる廃棄物に新たな価値が加わり、未来への希望を象徴するアイテムへと生まれ変わる。そんなワクワクするプロジェクトが着実に形になりつつあります。

※この記事の内容は2025年2月14日の掲載時のものです。

「ええやん!サステナブル」
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