福岡市植物園 園長。
福岡市住宅都市局みどりのまち推進部所属。造園専門職として福岡市に就職後、植物園や動物園の業務に従事し、現職。



あまり知られていないことですが、動物園と植物園が一体となっている「動植物園」は、全国に6園しかありません。しかも都心からほど近い距離にこれだけの広さと自然環境を保有しているところはそうないと思います。

もとは戦時中に東公園から移動してきた動物園だけが南公園にあったのですが、昭和50年に平尾浄水場が廃止となった後、その跡地にこの植物園が誕生しました。再開発でマンションになるといった話もあったのですが、せっかくのこれだけの緑を活かさないのはもったいないですからね。今でも学校行事や子育て期間中のお子さま連れの方などたくさんの世代に愛されていますが、もっともっと知って欲しい魅力があります。そしてそれは、「ザ・パークハウス 桜坂サンリヤン」にとっても魅力と言えると思います。


福岡市は東・南・西の三方をぐるりと山に囲まれており、その三方から博多湾に向かって伸びる数本の緑地帯のことを「緑の腕」と呼んでいます。この南公園は中央緑地帯とも呼ばれ、油山から鴻巣山、南公園、大濠公園、西公園と繋がっています。

よく「福岡市はほどよく都会でほどよく自然もあって住みやすい」と言われるのにはこうした理由がありまして、市の緑化計画としても、特に中央緑地帯の真ん中に位置するこの南公園はとても重要な場所と言えます。言い換えると、今の形からは変わることがないので、安心できる自然環境です。それに加え、動物園と植物園が一体となっているので自然度が高く、様々な生態系を観察することのできる成熟かつ安定した状態と言うこともできます。


植物園では四季を通じて様々な植物の手入れをしていますが、南公園全体としても素晴らしい場所なのです。南公園には、動植物園の中に世界中から集まってきたいろんな植物たち、動物たちが息づいているのはもちろんですが、動植物園の外の南公園の自然林には、森が最終段階まで成熟し安定した状態となっているスダジイの「極相林」が広がっています。さらに、たくさんの昆虫や鳥たちを集める花畑や花木、水辺などの様々な環境が、動植物園内を含む南公園の中に凝縮されています。

そのため、いつ観察しても20種類以上の野鳥を観ることができるなど、非常に多様な自然を感じることができます。「ザ・パークハウス 桜坂サンリヤン」もこの自然環境の恩恵を被ることのできる贅沢な場所と言えます。


福岡市動植物園は「まちの動植物園」ですので、ぜひテーマパークとしてとらえずに、市民の動植物園として利用してもらえたらと思います。ご近所になったらきっと実感頂けると思いますが、「ザ・パークハウス 桜坂サンリヤン」からですとまさにお散歩感覚の距離です。

今でも近隣住民の方は、毎日足を運ばれる方や野鳥観察に来られる方、カメラを片手に一日中撮影されている方、押し花教室などの約100種の教室やイベントを制覇される方、俳句づくりをされる方など、目的ごとに訪れ方が違います。木陰で読書をされている方もいらっしゃいます。せっかくこれだけの恵まれた生態系がすぐそばにあるので、利用しないのはもったいないです。ご家庭のお庭の延長のような感覚で、ご家族ならではの楽しみ方を探しに来て頂けたらと思います。


※掲載の写真は平成28年4月撮影。
福岡市植物園 園長。
福岡市住宅都市局みどりのまち推進部所属。造園専門職として福岡市に就職後、植物園や動物園の業務に従事し、現職。
福岡市動植物園は、ザ・パークハウス 桜坂サンリヤンも隣接する南公園の一部。
「ご近所さん」となる植物園の上田園長に、南公園の自然の魅力についてお聞きしました。

都心、なおかつ一体型の動植物園は稀有な存在。

あまり知られていないことですが、動物園と植物園が一体となっている「動植物園」は、全国に6園しかありません。しかも都心からほど近い距離にこれだけの広さと自然環境を保有しているところはそうないと思います。

もとは戦時中に東公園から移動してきた動物園だけが南公園にあったのですが、昭和50年に平尾浄水場が廃止となった後、その跡地にこの植物園が誕生しました。再開発でマンションになるといった話もあったのですが、せっかくのこれだけの緑を活かさないのはもったいないですからね。今でも学校行事や子育て期間中のお子さま連れの方などたくさんの世代に愛されていますが、もっともっと知って欲しい魅力があります。そしてそれは、「ザ・パークハウス 桜坂サンリヤン」にとっても魅力と言えると思います。

福岡市が「住みやすい」理由と南公園の関係

植物園では四季を通じて様々な植物の手入れをしていますが、南公園全体としても素晴らしい場所なのです。南公園には、動植物園の中に世界中から集まってきたいろんな植物たち、動物たちが息づいているのはもちろんですが、動植物園の外の南公園の自然林には、森が最終段階まで成熟し安定した状態となっているスダジイの「極相林」が広がっています。さらに、たくさんの昆虫や鳥たちを集める花畑や花木、水辺などの様々な環境が、動植物園内を含む南公園の中に凝縮されています。

そのため、いつ観察しても20種類以上の野鳥を観ることができるなど、非常に多様な自然を感じることができます。「ザ・パークハウス 桜坂サンリヤン」もこの自然環境の恩恵を被ることのできる贅沢な場所と言えます。

四季折々に成熟した生態を体感できる南公園。

庭を持つのがそう簡単ではない住環境の中で、あれだけの広い庭、といいますか森を、住民同士が共有して使える喜び。そこに住民同士のコミュニケーションが生まれますよね。みんなの森であり、自分だけの空間じゃないところが、教育的、しつけ的にもよいと思います。他者に対する気配り、マナーを育める環境。これは森という自然があるから生まれる環境だとも考えます。森を初心者の方にも楽しんでいただきたい。森との暮らし方、コミュニティの形成を自分たちで考えて、どんどん活用していただきたいです。みなさんそれぞれの森の楽しみ方をしていただけたら、うれしいですね。森は人の成長や自立を手助けしてくれる場所です。感じるままに森に足を踏み入れていただきたいです。ザ・パークハウス 桜坂サンリヤンの住民のみなさんが森の中でどんな生活を送られるのか、今からとても楽しみです。

お庭の延長のような感覚で利用して欲しい。

福岡市動植物園は「まちの動植物園」ですので、ぜひテーマパークとしてとらえずに、市民の動植物園として利用してもらえたらと思います。ご近所になったらきっと実感頂けると思いますが、「ザ・パークハウス 桜坂サンリヤン」からですとまさにお散歩感覚の距離です。

今でも近隣住民の方は、毎日足を運ばれる方や野鳥観察に来られる方、カメラを片手に一日中撮影されている方、押し花教室などの約100種の教室やイベントを制覇される方、俳句づくりをされる方など、目的ごとに訪れ方が違います。木陰で読書をされている方もいらっしゃいます。せっかくこれだけの恵まれた生態系がすぐそばにあるので、利用しないのはもったいないです。ご家庭のお庭の延長のような感覚で、ご家族ならではの楽しみ方を探しに来て頂けたらと思います。

※掲載の写真は平成28年4月撮影。
大濠レジデンスギャラリー 営業時間 / 10:00〜17:00 (水・木・第2火曜日定休 ※祝日除く)

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